滋賀大学長 挨拶

竹村 彰通
滋賀大学教育学部および附属小学校は2025年に設立150周年を迎えますが、その長い歴史は明治維新以来の日本の近代化の歩みと軌を一にするものです。近代国家の基本的な理念の一つは法の下での平等ですが、平等を実質化するための基礎は明治初期の公教育の制度によって確立されました。そして150年の間、日本の近代化はさまざまな紆余曲折を経て進んで来ましたが、本学教育学部および附属小学校の歩みも諸先輩方の献身的努力によって支えられてきたものでした。ここに深く敬意を表したいと思います。
公教育は現在では空気のように当たり前のものとなっていますが、この150周年の機会にあらためてその意義を再確認することが重要と思います。一方で、世界は激動の時代を迎えており、これからの社会に生きる子供たちが身に着けるべき内容も変化していくものと思われます。150周年を未来を考える機会にもしたいと考えています。
教育学部 学部長 挨拶

久保 加織
滋賀大学教育学部は、滋賀県をはじめ各地に優秀な教員を送り出し、地域社会の発展に貢献してきました。
令和の学校教育では、全ての子供たちの可能性を引き出す個別最適な学びと、協働的な学びの実現が求められています。教師には、確かな教育実践力に加え、教育DXやGIGAスクール構想に対応できるデータサイエンス・AI 、情報技術に関する知識とその指導力も求められております。一方で、様々な教育の現代的課題に対する知識と対応力も必要です。
創立150周年を迎えるにあたり、改めて、日本の未来を担う子供たちが、激動の社会で、子供時代を充分に生き、未来を切り拓いていく力を培えるよう、子供の伴走者として学び続ける教員の養成を目指してまいります。
滋賀大学教育学部には、これまでも様々な皆様からの有形無形の力強いご支援を賜ってまいりました。これまでのご支援に対し感謝いたしますとともに、教育学部の新たな挑戦に一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
教育学部同窓会 会長 挨拶

小田柿 幸男
令和7年に滋賀大学教育学部が150周年を迎えられます。同窓会員の皆様とともに母校の150周年を心よりお祝いを申し上げます。150周年記念を契機に、150周年の記念事業並びに、学生への修学支援や活動支援、教育環境整備、研究の高度化、地域貢献活動等の充実に資するため「教育学部基金」と、「附属学校園いまを生きる基金」を設立されており、広くご支援を募っておられます。同窓会におきましては、母校の充実・発展は大きな願いであり、例年、環境整備、教育活動、学生の修学援助等の母校支援に努めています。特に、今般は150周年記念事業等において、世代を超えた交流できるように努めて参ります。引き続き皆様のあたたかいご支援を、心からお願い申し上げます。
附属小学校 校長 挨拶

神部 純一
平素より滋賀大学教育学部附属小学校の教育活動にご支援ご協力頂きありがとうございます。
附属小学校は、明治8年(1875 年)の滋賀県小学教員伝習所附属小学校の設置を出発点として、来年150年周年を迎えます。その間、多くの素晴らしい卒業生を輩出し、社会や地域の発展に貢献してまいりました。この長い歴史と伝統は、歴代の校長先生をはじめ諸先生方、PTA、同窓会、後援会の皆様等、多くの関係する方々のご尽力によって積み上げられてきたものです。深く感謝申し上げます。
150周年という節目を迎えるにあたり現在、記念事業を大学、PTA、同窓会、後援会の方々とともに検討をしております。記念式典以外にも、「記念給食」「先輩に学ぶ授業」「記念同窓会」等、世代を超えてつながり祝う場にしていきたいと考えております。子供たちや本校に関わりのあるすべての皆様方の心に残る事業にしていくために、ご支援・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
附属学校園同窓会 会長 挨拶

竺 正人
平素は滋賀大学教育学部附属四校園(幼・小・中・特別支援学校)の教育活動に、さらには、本同窓会の活動に、温かい励ましやご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
附属小学校は「心豊かで実行力のある子供」を教育目標に掲げ、「『わたし』が生きる学校」を合い言葉に、子ども・教師・保護者がそろって自己実現のできる学校づくりを目指しています。教育学部附属学校園同窓会は同窓生相互の親睦、互助を図ると共に、こういった学校づくりなど附属学校園の進展に寄与することを目的とし活動しています。
150周年を機として、我が国の未来を担う後輩たちのために、また、母校の伝統を受け継ぎつつSociety5.0時代の附属学校園ならではの新たな挑戦に向けて、世代を超えた交流できる同窓会組織となるように努めて参ります。